【青森県】太宰治の故郷、津軽半島のおすすめ観光スポット15選

【青森県】太宰治の故郷、津軽半島のおすすめ観光スポット15選

作家・太宰治の故郷、青森県の津軽。小説「津軽」にも書かれている彼の故郷は、見所が一杯。太宰ファンなら必ず抑えておきたい聖地、さらにはレトロ鉄道に津軽三味線から吉幾三、それからパワースポットまで!? 今回はそんな津軽地方の魅力を紹介していきたいと思います。
[更新日:

1位

太宰治の生家【斜陽館】

津軽を、いや近代の日本文学を代表するといってもよい作家である太宰治。その太宰が生まれ育った家が、この「斜陽館」です。父の津島原右衛門によって明治40年に建てられた、和洋折衷、入母屋造りの豪邸です。戦後になって津島家が手放し、昭和期からは旅館として営業していましたが、平成8年に旧金木町が買い取り、現在に至ります。
太宰はこの家について「この父は、ひどく大きい家を建てた。風情も何も無い、ただ大きいのである」と書いています。『苦悩の年鑑』作中のそのフレーズは、この斜陽館の入り口にも掲げられています。でも「何も無い」なんて、とんでもない。太宰ファンにとっては、まさしく聖地というべき場所。また現存する明治期の木造建築としても貴重な存在です。太宰の文学に打たれた老若男女が季節を問わず訪れます。県有数の観光スポットといっても良いくらい有名です。

Photo by mokohan(2016)
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太宰はこの家で、大地主の息子である自分の立場、兄弟間でも存在する身分の差を実感し、また子守のタケとの出会いと別れを経験しました。まさに太宰文学の原点となった家屋敷を、現在こうして見学できるなんて、とてもすごいことだと思いませんか。ちなみに、個人的なオススメのポイントは、太宰が着ていたのと同じデザインの黒マントを試着出来ることです。是非、皆さんも斜陽館でインバネスを羽織り、苦悩に満ちたポーズを決めてみて下さい。
基本情報
住所:青森県五所川原市金木町朝日山412-1
交通手段:津軽鉄道金木駅から徒歩6分
営業時間:5~10月 8:30~18:00(最終入館17:30) 11~4月 9:00~17:00(最終入館16:30)
定休日:
12月29日
料金:一般 500円 高・大学生 300円 小・中学生 200円
電話番号:0173-53-2020
詳細URL:http://dazai.or.jp/modules/museum/index.html

2位

ここで名作が書かれた【太宰治疎開の家(旧津島家新座敷)】

もともとは大正11年、太宰の兄夫婦の新居として建てられた、津島家の離れ家です。津島家が手放した後、平成18年から「太宰の暮らした疎開の家」として一般公開されています。作家となった太宰が暮らした家としては、現存する唯一の建物となっています。斜陽館と同じ、和洋折衷の重厚な造りです。
太平洋戦争の最中、太宰は妻子を連れて疎開、故郷の津軽に戻ってきました。そして『パンドラの匣』『苦悩の年鑑』『親友交歓』『冬の花火』『トカトントン』などの作品が、この家で執筆されたのです。この時期の太宰は生涯の中で最も静かに暮らしていたと言われています。太宰が執筆に向かっていた同じ場所に腰を下ろし、その頃の彼に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。斜陽館と同じく、太宰ファンにとっては聖地となっています。
基本情報
住所:青森県五所川原市金木町朝日山317-9
交通手段:津軽鉄道金木駅から徒歩7分
営業時間:9:00〜17:00(夏期は8:30〜)
定休日:不定休
電話番号:0173-52-3063
料金:見学500円(小中学生半額)
詳細URL:http://dazai.or.jp/modules/spot/index.php?lid=6

3位

道徳教育はトラウマ地獄絵図?【雲祥寺】

ここ「雲祥寺」は太宰の子守・タケの菩提寺です。生家に近いことから、太宰はタケに連れられ、よく遊びに来ていました。この寺では地獄極楽絵図の掛け軸を見たり、幼くして死んだ子供の供養になるという後生車を廻したといいます。タケは幼い太宰に、道徳心を植え付けようとしたのでしょうか。地獄絵図の掛け軸では、鬼たちが死後にその人の一生のうちの悪事を裁き罰を与える様子を描いています。このような「悪いことをしたら地獄に落ちるわよ」式の教育方法は、実は今もあまり変わらないのかもしれませんね。
とにもかくにも、ここ雲祥寺での印象は太宰にとって強烈だったようで『思ひ出』という初期の作品のなかでも触れられています。「その輪をからから廻して、やがて、そのまま止つてじつと動かないならその廻した人は極楽へ行き、一旦とまりさうになつてから、又からんと逆に廻れば地獄へ落ちる、とたけは言つた。」ちょっと不気味な感じがする書き方です。軽くトラウマになってるんじゃないでしょうか。
ちなみに平成20年に境内に建立された太宰治記念碑は、その後生車をあしらったデザインになっています。こちらも太宰のトラウマを追体験という、ファンとしては外せないスポットになっています。
基本情報
住所:
青森県五所川原市金木町朝日山493
交通手段:津軽鉄道金木駅から徒歩8分
電話番号:
0173-53-2074
詳細URL:
http://www.aptinet.jp/Detail_display_00002438.html

4位

青森有数の霊場【川倉賽の河原地蔵尊】

「川倉賽の河原地蔵尊」は恐山と並ぶ津軽の大霊場です。その伝説は古く、なんと数千年前に遡ります。この地方の天空に不可思議な御燈明が飛来、その光に照らされた場所から出土したのが、こちらのお地蔵様です。ちなみに現在もこの近辺ではUFOの目撃情報があるのだとか……。
境内では幼くして亡くなった子供の名前を書いた2,000体もの地蔵や、未婚の男女の霊を供養する人形が供えられています。毎年の例大祭では、イタコをはじめ出店で賑わいますが、普段はごく静かです。すっかり観光地化が進んでいる恐山より、こちらの方が霊場らしい場所かもしれません。
河原地蔵尊について、太宰の少年期と成人での感想が違っています。高等小学校時代には作文「僕ノ町」では金木町の名物として、こちらの賽の河原をあげています。しかし、太宰の妻の回想録「アヤメの帯」では「形容すべからざるもの」と表現しているようです。これはどういうことでしょうか。
基本情報
住所:
青森県五所川原市金木町川倉七夕野426-1
交通手段:
津軽鉄道金木駅から徒歩27分
営業時間:9:00~15:00
定休日:
冬期間
詳細URL:http://dazai.or.jp/modules/spot/index.php?lid=9

5位

伝説の巨木【十二本ヤス】

Photo by mokohan(2016)
樹齢800年以上という日本一のヒバの大木です。魚を突いて取るヤスの形をしていることから「十二本ヤス」という名前が付いています。東北地方は巨樹が多いのですが、この木には、とりわけ神秘的な伝説があり、一部ではパワースポットとしても有名です。

Photo by mokohan(2016)
むかし、弥七郎という若者がこの場所で山の魔物を退治し、その供養として切り株にヒバの苗を植えました。それが育ってこの「十二本ヤス」となった、という言い伝えです。また13本目の枝が生えてこようとすると、必ずどこか1本が枯れて、常に12本の状態を保っているともいわれています。そのようなエピソードから、この「十二本ヤス」は、山の神様に関係あるご神木として崇められ、毎年12月12日には山ノ神祭が行われています。
最寄りの駅から距離もあり、山道を行かなければならないので、気軽には行きづらい場所かもしれませんが、訪れる価値のあるスポットです。
基本情報
住所:
青森県五所川原市金木町喜良市山
交通手段:
津軽鉄道金木駅よりタクシーで片道20分+待ち時間30分+戻り片道20分でタクシー料金往復5000円程度(タクシー会社と要相談)
電話番号:
0173-35-2111(五所川原市 文化スポーツ課)
詳細URL:
http://dazai.or.jp/modules/spot/index.php?lid=36

6位

津軽生まれの伝統芸能【津軽三味線会館】

金木町は津軽三味線の発祥の地。そこで津軽三味線の始祖と呼ばれる仁太坊や、その弟子たちを称え、平成12年に「津軽三味線会館」がオープンしました。多目的ホールホールでは津軽三味線の生ライブが行われ、迫力あるパフォーマンスを間近で鑑賞できます。また三味線の演奏体験も可能で、事前予約すればプロの奏者が丁寧に指導してくれます。
展示室では、津軽三味線の他にも民謡に郷土芸能について、また実際の三味線や世界の弦楽器など貴重な資料が展示されています。仁太坊ら盲目の芸人が、命をかけて編み出した数々の奏法など、津軽三味線の歴史について学ぶことができます。
基本情報
住所:
青森県五所川原市金木町朝日山189-3
交通手段:
津軽鉄道金木駅から徒歩6分
営業時間:9:00〜17:00
定休日:10月を除いた、毎月第2・第4火曜日 年末年始(12月29日~1月3日)
電話番号:0173ー54ー1616
料金:大人 1,000円 高校生 600円 小・中学生 500円
詳細URL:http://www12.plala.or.jp/tugaru_shamisen/goannai_frame.html

7位

太宰も遊んだ桜の名所【芦野公園】

「芦野公園」は芦野湖を含む130ヘクタールの自然公園です。日本さくら名所百選に選ばれ、また1,800本もの老松が湖畔に広がる景勝地として知られています。また公演に隣接している駅も東北の駅百選に入り、2014年の「大人の休日倶楽部」のポスターになりました。

Photo by mokohan(2016)
少年時代の太宰もよくこの公園で遊んでいたといいます。その縁から、園内には太宰の文学碑や銅像があります。銅像は芦ノ湖を背にして、例の黒いインバネスを羽織った姿で我々を迎えてくれます。文学碑には「選ばれてあることの恍惚と不安と二つわれにあり」という彼が好きで引用したヴェルレーヌの詩の一節。花見の季節など沢山の人で賑わう公園ですが、そんな太宰に思いを馳せ、苦悶の表情でそこらを練り歩く太宰ロールプレイを楽しんでみるのもよいかもしれません。
基本情報
住所:
青森県五所川原市金木町芦野84-171
交通手段:津軽鉄道芦野駅から徒歩すぐ
詳細URL:http://www.go-kankou.jp/miru_manabu/ashino.html

8位

レトロな空間で珈琲を【喫茶店 駅舎(芦野公園駅旧駅舎)】

太宰治の小説「津軽」にも登場する、津軽鉄道の芦野公園駅。昭和19年、故郷の津軽に戻った太宰は懐かしい乳母のタケに逢うため、この駅から列車に乗りました。その当時の駅舎をそのまま利用しているのが、この喫茶店「駅舎」です。
築80年以上の建物、店内もレトロな雰囲気です。至る所に駅舎として利用されていた頃の面影が色濃く残っています。オリジナルブレンド「昭和のコーヒー」(500円)は太宰が愛飲していたレシピを再現したもの。また金木特産の馬肉を使ったメニューも揃っています。豚ではなく馬を使った肉まん「馬まん」(150円)、激馬かなぎカレー(780円)など、是非とも試していただきたい一品が揃っています。
基本情報
住所:
青森県五所川原市金木町芦野84-171
交通手段:
津軽鉄道芦野駅から徒歩すぐ
営業時間:10:30~17:00(ラストオーダー16:30)
定休日:
毎週水曜日
電話番号:
0173-52-3398
詳細URL:
http://pr.amiz.jp/?m=pc&a=page_c_home&target_c_commu_id=133

9位

春夏秋冬、季節のなかを走る【津軽鉄道】

Photo by mokohan(2016)
津軽鉄道は、津軽五所川原駅を起点として津軽中里駅までの20.7㎞を結ぶ、全12駅の鉄道路線です。始発から終点まで、所要時間は約45分。日本最北の私鉄として、沿線の人々に親しまれています。そして鉄道ファンや観光客にとっても大変に魅力的な路線なのです。
津軽鉄道で有名なのは、なんといっても12月〜3月までの冬季限定、1日2往復の「ストーブ列車」です。車内のだるまストーブに、車掌さんが石炭を入れてくれます。そのストーブの上にはスルメやお餅……あまりにノスタルジックな光景で、タイムスリップしてしまったような感覚に陥ります。客車乗務員の方が地域の観光名所、特産品、それから太宰のエピソードを話してくれるのも楽しいですね。またストーブ列車だけではなく、春夏秋冬、様々なイベントが展開されています。四季折々のお弁当も販売しています。年間を通して魅力的な鉄道で、津軽に来たのなら、乗らない手はありませんよ!
基本情報
正式名称:津軽鉄道線
運行区間:津軽五所川原駅から津軽中里駅
駅数:12駅
開業:1930年7月15日
詳細URL:
http://tsutetsu.com/

10位

勇壮な姿に奮い立つ【立佞武多の館】

毎年8月4日から8月8日、五所川原市で立佞武多(たちねぷた)祭りが開催されます。 高さは約23m、重さ約19トンの巨大な山車が「ヤッテマレ!ヤッテマレ!」の掛け声のもと、市街地を練り歩きます。その圧倒的迫力で、沿道の観客を魅了します。この「五所川原立佞武多」は、「青森のねぶた」と「弘前ねぷた」と並ぶ青森三大佞武多の一つと言われています。
なんといってもお祭りですから、実際に現場で体験するのが一番ですが、なかなかそうはいかない場合もあるでしょう。そんな場合は、こちらの「立佞武多の館」を訪ねれば、現物の立佞武多も展示していますし、映像も見ることができます。また立佞武多の紙貼り体験も受付けています。レストランで地域の郷土料理も楽しめ、お土産も買えます。駅からも近いですから、五所川原を訪れた際には、まず立ち寄りたいポイントですね。ちなみに立佞武多祭りには、80年の中断期間を経て、平成10年に地元の方々が復活させたという経緯があります。それだけに祭りに対する愛着もひとしおなのかもしれません。
基本情報
住所:
青森県五所川原市大町506-10
交通手段:
JR五所川原駅から徒歩5分
営業時間:4〜9月 9:00〜19:00 10〜3月 9:00〜17:00
定休日:
1月1日(但し、営業の場合有。要お問合せ)
電話番号:0173-38-3232
詳細URL:http://www.tachineputa.jp/pavilion/index.html

11

追いかけて雪國【吉幾三コレクションミュージアム(Y.C.M)】

Photo by mokohan(2016)
「吉幾三コレクションミュージアム」は、立佞武多の館のちょうど向かいにあります。平成28年7月1日に移転してきたばかりの施設です。館内では、本人直筆の書の展示、ステージ衣装、愛用楽器の展示、プライベート映像の上映、オリジナルグッズの販売などのコーナーが設けられています。またステージ衣装の試着体験もできますよ。さて、どうして、ここに吉幾三さんのミュージアムがあるのでしょうか。それは吉幾三さんのご出身が、この五所川原の金木町だから。太宰治と並ぶ、津軽の偉人なのです。『津軽』『雪國』などの名曲は、ご自分の故郷を唄っているのですね。
吉幾三さんは、演歌畑には珍しい、自ら作詞作曲を手掛けるシンガーソングライターです。また『俺ら東京さ行ぐだ』で見事なラップを披露しており、まさにジャパニーズヒップホップの先駆者でもあります。近年また再評価され、インターネットを中心にブームにもなりました。しかし「テレビもラジオも瓦斯も電気も何もねえオラこんな村いやだ」という歌詞の内容はちょっと過激で、実際に発表当時は金木町から「うちはそんなに田舎じゃない」と猛抗議を受けたそうです。ちょっと面白いエピソードですね。もちろん吉幾三さんも地元を大切に思っていて、だからこそのミュージアムでしょう。素晴らしい楽曲と歌唱力以外に、そのユニークで暖かいキャラクターもよく知られています。
基本情報
住所:
青森県五所川原市大町508-4
交通手段:JJR五所川原駅から徒歩5分
営業時間:10:00 〜 17:00(8月4日〜8日は21:00まで)
定休日:8月13日、12月31日〜1月1日
電話番号:0173ー26ー6687
詳細URL:http://www.ikuzo-cm.jp/

12

常世の世界に迷い込むような【高山稲荷神社】

Photo by mokohan(2016)
高山稲荷神社は、五穀豊穣、海上安全、商売繁盛の神様として青森県第一の霊験あらたかな神社として知られています。ここでの信仰には農業・商業・工業・漁業・家内安全・病気平癒・道中守護・憑物落としなど、ほんとうに様々なものがあります。まさに「なんでもござれ」という感じです。しかし、こちらの神社は実のところ、誰がいつ創建したのか、確かなことは分かっていないのだそうです。

Photo by mokohan(2016)
本殿へは少し急な階段を上ってゆくことになります。南に岩木山、西に日本海、北に十三湖、さらには渡島(北海道の小島)、東に津軽の山並を見渡す高台に、高山稲荷神社はあります。緑の木々に囲まれた山のなか、歩いていると微かに潮風を感じます。

Photo by mokohan(2016)
現在の御祭神は全国の稲荷神社の総本社・伏見稲荷と同じ稲荷大明神です。ただ先述の通り、はっきりとした成り立ちは分かっておらず、もともとは三王神社として周辺の海路、陸路の守護神であったとの伝承があります。しかし、それより以前、おそらくは先住民族である津軽蝦夷の時代から、なんらかの神が奉られた聖地であったと考えられています。

Photo by mokohan(2016)

Photo by mokohan(2016)

Photo by mokohan(2016)

Photo by mokohan(2016)
御社殿のある高台の裏を少し下っていくと、まず神池に囲まれた龍神宮があり、そこから幾重にも重なる朱塗りの鳥居が、丘に沿ってうねるように伸びています。その千本鳥居を抜けた先、丘の上には神明社が鎮座しています。丘から上ってきた道を見下ろすと、改めて凄い風景です。まるで箱庭のような。
お山の中腹に、こんな空間が広がっているなんて、なんとも不思議。奇妙な世界に入り込んでしまったような、そんな気分になります。

Photo by mokohan(2016)
神明社の側には、沢山の狐たちが一列に並んでいます。隣同士顔を見合わせて、なにか囁きあっている狐も。お役目を終え、休んでいるお稲荷さん達なのでしょうか。これも夢か常世のような光景です。

Photo by mokohan(2016)
こちらを訪れたとき、この龍神宮では丁度ご祈祷の真っ最中でした。一定のリズムで太鼓の音が鳴り響き、それに交じって祝詞も聞こえ、それが辺りの景色と相まって、本当に不思議な空間になっていました。この高山稲荷神社は、お稲荷さんとしてはもちろん、津軽地方特有の祈祷師による教団的信仰なども入り混じり、独特の信仰体系が成り立っているようでありました。また強烈なパワースポットとしても有名なようです。やはり古来より、そのような場所だったのだと思われます。
基本情報
住所:
青森県つがる市牛潟町鷲野沢147-2
交通手段:JR五所川原駅より弘南バス小泊線(十三経由)乗車(所要時間約40分)、高山神社入口下車、タクシーで約5分。
電話番号:
0173-56-2015
詳細URL:http://www.aptinet.jp/Detail_display_00000530.html

13

中世の港、そしてシジミ【十三湖】

十三湖は津軽半島の日本海側に広がる周囲30キロメートルの汽水湖です。オオハクチョウ、コハクチョウの渡来地としても知られています。また中世には「十三湊(とさみなと)」という交易港があり、安倍氏、安藤氏の拠点として栄えていました。近年では、そうした歴史的な側面からの調査、研究が進められています。

Photo by mokohan(2016)
そして十三湖といえば、シジミです。海水と淡水が入り混じった汽水湖ならではの特産品です。十三湖周辺の飲食店では、このヤマトシジミをふんだんに使った「シジミラーメン」が名物になっています。あっさりとした塩味、細い縮れ麺で、シジミの出汁がよく出ています。とても美味しいのは勿論ですが、シジミは健康にも良さそうですね。例えば無頼派の太宰を気取って飲み過ぎてしまったときには、特にオススメ。シジミは二日酔いには効果抜群です!
基本情報
交通手段:
JR五所川原駅から弘南バス小泊線(十三経由)乗車、十三湖下車。
詳細URL:http://www.aptinet.jp/Detail_display_00000439.html

14

あの名場面【小説「津軽」の像記念館】

Photo by mokohan(2016)
小説「津軽」のラスト、太宰にとって思慕の対象となっていた、子守のタケをようやく探し出し再会した場面が、銅像になっています。

Photo by mokohan(2016)
こちらは正面から写したところです。まさしく山場となる再会シーンなのですが、ひしと抱き合って涙ながらに語り合う、というわけではないんですよね。わりとぶっきらぼうに、ポツポツと言葉を交わしているんです。そこがまたいいんです。照れというか、この作品における「津軽人らしさ」というか、あるいは太宰らしさというか。

Photo by mokohan(2016)
タケとの再会を果たし、お互いの近況を語り合いながら、太宰は自分の「育ちの本質」をはっきりと自覚したと書きます。そして「さらば読者よ。命あらばまた他日。元気で行こう。絶望するな。では、失敬。」という言葉でこの小説は終わります。1944年、戦時下に書かれた、紀行文でありながら太宰治の自伝的な作品です。
こちらは若き日のタケさんの姿だそうです。ちなみにタケさんが津島家に奉公に来たのが14歳、太宰治こと津島修治は当時3歳。実は11歳しか離れていないんですね。あらためて読み返してみて、ちょっと意外に思いました。太宰よりもっと年上の、下手をしたらお婆さんのようなイメージがありました。再会場面の銅像も、まだ40代にしてはちょっと老けてますよね。資料館の展示では、実際のタケさんの映像を見ることができます。太宰が亡くなった後も長生きをしたようです。
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公開日: 2017-03-23 11:25:07.0
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