【長野県】野沢温泉でゆったり湯治!おすすめ人気スポット15選

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【長野県】野沢温泉でゆったり湯治!おすすめ人気スポット15選

長野県の野沢温泉は、豊富な湯量が自慢の温泉地。街のなかに全部で13もの外湯(共同浴場)が点在し、観光客にも開放されています。古くから湯治場として有名だった野沢温泉。実は野沢菜の発祥の地でもあります。温泉街をそぞろ歩いて外湯巡り、それから冬にはスキー、迫力の火祭りだってあります。楽しみ方は沢山!今回は、そんな野沢温泉のおすすめスポットを紹介します!
[更新日:

1位

野沢温泉のシンボル!【野沢温泉共同浴場 大湯】

Photo by mokohan(2015)
野沢温泉は長野県下高井郡にある、日本有数の温泉郷です。ひなびた雰囲気の温泉街、旅館や宿泊施設、お土産物やなどが建ち並んでいます。またスキー場も近いため、雪深くなる冬季でも人で賑わっています。
その歴史は古く、奈良時代の僧・行基によって発見されたという言い伝えが残っています。その頃から変わりなく、こんこんとお湯が湧き、そこに住む人々や、訪れる旅人を癒やしているのです。
そんな野沢温泉のシンボルともいうべき存在が、こちらの「大湯」です。温泉街の中心に、どっしり構えています。美しい湯屋建築が、江戸からの趣を感じさせます。こちらは数多くある共同浴場のうちでも代表格。外湯巡りをするなら、やっぱり外せませんね。
もともと地元では「惣湯」と呼ばれていたそうです。「惣」というのは農民による村落共同体のこと。野沢の村民たちが、むかしから「お湯」を中心としてまとまっていたことが分かります。泉質は単純硫黄泉。胃腸病・リウマチ・婦人病・中風に効果的だそうです。
基本情報
住所:長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9328
交通手段:
JR飯山駅から、のざわ温泉交通「野沢温泉ライナー」で約25分。もしくは長電バスで約40分。野沢温泉街中心。
営業時間:4月~11月 5:00~23:00、12月~3月 6:00~23:00
料金:各外湯にある賽銭箱にちょっぴりお気持ちを(公式ページより)
詳細URL:http://www.nozawakanko.jp/spa/sotoyu.php

2位

目指せコンプリート!【外湯&集印巡り】

Photo by mokohan(2015)

Photo by mokohan(2015)
野沢温泉の大きな特徴として、全部で13カ所ある共同浴場が挙げられます。外湯と呼ばれるこれらの施設は観光客にも開放されています。泉質は基本的には硫黄泉ですが、実はそれぞれ少しずつ成分、効能が違います。浴衣でそぞろ歩きしつつ外湯を巡り、お気に入りのお湯を見つける……なんとも贅沢な温泉の楽しみ方です。
また外湯にはそれぞれ仏教の守り神が割り当てられています。先に挙げた大湯は、薬師三尊、他の外湯には十二神将と十二支。巡り歩けば御利益まで付きそうです。また温泉街全体に散らばった外湯、その他のスポット全27カ所にはご集印が設置してあります。観光案内所等で集印帳を購入し、コンプリートにチャレンジしてみてはどうでしょう。

Photo by mokohan(2015)

Photo by mokohan(2015)
ちなみに外湯は地元の方達による「湯仲間」という組織によって運営がされています。なんと料金は特に定められておらず、宿泊している施設に入湯税が組み込まれているか、立ち寄り湯の場合には、各施設にある賽銭箱に寄付やお礼のようなかたちで寸志を入れることになっています。
このような共同浴場自体は他の温泉街にも見られることがありますが、ここまで開放的なことはあまりないでしょう。野沢温泉ならではです。しかし、かつては24時間利用可能だったものが利用客のマナー問題から深夜は入場禁止になるなど、維持管理も大変なようです。
基本情報
住所:
長野県下高井郡野沢温泉村の各所
営業時間:4月~11月 5:00~23:00、12月~3月 6:00~23:00
料金:各外湯にある賽銭箱にちょっぴりお気持ちを(公式ページより)
詳細URL:
http://www.nozawakanko.jp/spot/syuuin.php

3位

野沢温泉ならではの光景【麻釜】

麻釜(おがま)は、野沢温泉にある約30の源泉の1つで、100度近い熱湯をこんこんと湧出しています。上から順に、大釜・丸釜・ゆで釜・竹のし釜・下釜の大きな湯だまりをなしています。名前の由来は、伐り取った麻をこの熱湯に浸し、柔らかくして皮をむいたことから。現在は、麻よりも、あけびつる細工に用いるあけびづるを浸していることが多いようです。
また麻釜は「野沢の台所」ともいわれます。普段から地元の人々が山菜や野菜、温泉玉子などを茹で、定期的に交代で掃除や管理も行っているのです。温泉がここまで生活と密着して利用されているのは世界的にも珍しいのだそう。まさに野沢温泉を象徴するスポットです。
残念ながら、麻釜周辺は火傷など危険防止のため観光客は立ち入り禁止になっています。しかし麻釜のすぐ近くや、一部の外湯に、誰でも温泉玉子を作れる場所があります。最寄りのお土産物屋やスーパーなどでネットと玉子を用意して、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
基本情報
住所:
長野県下高井郡野沢温泉村豊郷麻釜
詳細URL:http://www.nozawakanko.jp/spot/siseki.php

4位

設備が整った立ち寄り湯【麻釜温泉公園「ふるさとの湯」】

野沢温泉のなかにも近年、外湯の他に日帰り入浴施設がオープンしました。渋い湯屋造りの建物は温泉街と調和しつつも新しく清潔。脱衣所にはロッカーも完備。2種類の内湯に加えて露天風呂、また洗い場にシャワーもしっかりとついています。外湯はやはり素晴らしいのですが、きっちり身体を洗い流したい場合など、設備の整っている方が助かりますね。外湯は基本的に熱めです。それがまたいいのですが、どうしても慣れない場合など、こちらには、ぬるめの浴槽も用意されています。
基本情報
住所:
長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8734
営業時間:10:00 ~ 8:00(入館 7:30まで)
設備:内湯(あつ湯/ぬる湯)・露天風呂・シャワーブース9基
定休日:毎週木曜日(祝祭日の場合は翌日休館)
電話番号:
0269-85-3700
料金:大人 500円、こども 300円(3歳~小学生以下無料)
詳細URL:http://www.vill.nozawaonsen.nagano.jp/about/W002H0000011.html

5位

野沢菜の発祥地【薬王山健命寺】

大湯前の坂を約200メートルほど登った山腹に建つのが、健命寺。天正12年(1584年)に開かれた曹洞宗の古刹です。ご本尊は伝聖徳太子作の薬師如来像になります。健命寺という名前に、ご本尊の薬師如来。人々の傷や病を癒やす温泉地のお寺らしいですね。境内には文化2年に再建された木組みの本堂、そして山門、薬師堂、庫裏、鐘桜などが立ち並んでいます。凛とした雰囲気です。
ところで、この健命寺は野沢菜発祥の地としても有名です。八代目の住職・晃天園瑞が宝暦年間(1751~1763)に京都に遊学し、そこで天王寺蕪の種を買って帰りました。これを蒔いたところ、葉と茎が異常に伸びて、現在の野沢菜に変異したのです。今でも健命寺産の原種は江戸時代の農耕方法で栽培されています。販売もされているので、自家栽培にチャレンジしてもよいかもしれません。野沢菜は健康にも良いですし、なにより美味しい。山門前には「野沢菜発祥の地碑」「園瑞彰徳碑」が並び立っています。
基本情報
住所:長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9320
電話番号:
0269-85-2063
詳細URL:http://www.kenmeiji.or.jp/index.html

6位

野沢温泉の総鎮守・産土神【湯沢神社】

Photo by mokohan(2015)
健命寺のすぐ隣、古い杉林のなかにあるのが、この湯沢神社。簡素にして品のある本殿が建っています。向拝の彫刻は、越後国頚城郡の岩崎嘉市良重則の作です。また境内には約100段もの急な石段、それから「お宮の大欅」と呼ばれる樹齢1000年以上の巨大なケヤキがあります。また松尾芭蕉句碑などの歴史を感じさせる石碑も並んでいます。こちらの神社にも、静謐で清々しい空気が漂っています。
湯沢神社の例祭は、毎年9月の8、9日。「灯籠祭り」と呼ばれています。その名の通り、花灯籠・灯籠の行列があり、獅子舞も登場します。その中でも圧巻なのは、猿田彦神の「シメ切り」。夜空に打ち上げられる花火も盛大です。
基本情報
住所:
長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9310
詳細URL:http://www.nozawakanko.jp/spot/siseki.php

7位

温泉饅頭にバナナロール。お土産も!【有限会社フキヤ商店】

野沢温泉のメインストリート、大湯の通りにあるお土産屋さんです。野沢温泉特産の野沢菜漬をはじめ、郷土民芸の鳩車など豊富な品揃です。そして温泉饅頭。店頭で蒸かし立てをバラ売りしてくれるのも良いですね。ホカホカで甘いです。外湯巡りの途中にも、つい食べたくなります。また冬期限定のバナナロールは、もう30年あまり親しまれている名物です。
はんごろしキムチ

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はんごろしキムチ
それから野沢温泉のお土産でオススメしたいのが、この野沢菜のキムチ漬けです。「はんごろし」って、すごいネーミングです。味の方は……おお、これは凄まじい辛さ。油断していると後からきますよ。でも癖になる。お酒のオツマミにも、ぴったり。
ちなみに「はんごろし」というのは長野の方言で、米を半分つぶして作ったぼた餅(おはぎ)のこと。それから、ほんごろし(みなごろし)とは良くついた餅のことです。むかし親切な家に泊めてもらった旅人が、夜中に「(明日のご飯は)はんごろしにしようか。ほんごろしか」という相談の声を聞いて、慌てて逃げ出したという民話が残っています。
基本情報
住所:
長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷大湯9350
営業時間:
夏期 8:00 〜 20:30,冬期 8:00 〜 21:30
定休日:
無休
電話番号:0269-85-2110
詳細URL:http://nttbj.itp.ne.jp/0269852110/index.html

8位

高台からの眺望と風情ある散策路【つつじ山公園・百番観音】

つつじ山公園は、温泉街の北の高台にあります。その名の通り山腹には約5000株のつつじの林。6月上旬から下旬はレンゲツツジ、ヤマツツジなどの群落で、全山が真っ赤な装いを見せます。高台からの眺めも素晴らしく、天候に恵まれれば、温泉街のかなた北アルプス連峰や北信五岳などが美しく見えることでしょう。
山頂部には妙見菩薩を祀るお社があります。ここに至る小道の両側には、坂東三十三番、西国三十三番、秩父三十四番の各観音霊場になぞられた百体観音石仏が佇んでいます。風情を感じる散策になるでしょう。また山麓の琴平(金比羅)神社は、野沢十二勝の一つにも数えられています。お月見の名勝スポットです。
基本情報
住所:
長野県下高井郡野沢温泉村近辺
詳細URL:http://www.nozawakanko.jp/spot/siseki.php

9位

誰もが耳にした名曲【おぼろ月夜の館(斑山文庫)】

おぼろ月夜の館は、文部省唱歌「春が来た」「故郷」「朧月夜」などの童謡の作詞者として知られる、国文学者・高野辰之博士(1876〜1947)の業績と人柄を称えた記念館です。
館内の1階は資料展示室、2階には小ホールがあり、特別展、企画展、コンサートなども開催しています。またミュージアムショップに喫茶コーナーも設けられています。
長野県中野市出身の高野辰之は野沢温泉を深く愛し、麻釜の近くに別荘を持ち、晩年をそこで過ごしました。有名な「朧月夜」の詩は、菜の花(野沢菜の花)のふるさと、野沢温泉の風景を詠ったものだといわれています。
基本情報
住所:
長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9549-6
営業時間:9:00 ~ 5:00(受け付け終了 4:30)
定休日:
月曜日(祝祭日の場合は翌日)ただしゴールデンウィーク、年末年始は連続営業
電話番号:0269-85-3839
料金:大人 300円、小中学生 150円
詳細URL:http://www.dia.janis.or.jp/~hanzan/riyou.html#access

10位

鰻重にやきとり丼、それから裏メニュー?【新屋(あたらしや)】

Photo by mokohan(2015)
温泉街を練り歩いて外湯を巡るにしても、スキーやスノーボードを楽しむにしても、やっぱりお腹が減ります。そんなときにオススメなのが、こちらの「新屋」さんです。野沢温泉でもかなりの人気店なので、お昼時には行列ができている可能性があります。
それでも並んで食べる価値があるほど、どのメニューも美味しい。鰻がメインのお店なんですが、とんかつの柳川風定食(1,050円)、とりカツ重(950円)なども人気です。そしてこちらの看板メニューとなっているのが、やきとり丼(800円)。とりはプリプリでジューシー、タレがまた香ばしくて、食が進みます。人気というのも納得の味です。
それから、ここのお店には裏メニューがあります。あくまで裏メニューなのでメニューには載っていません。しかし皆さんわりと普通に注文していましたが……。そのメニューは、なんとラーメン! あっさりとした鶏ガラ系のスープ、それがよく絡む縮れ麺。深く優しい、滋味溢れる1杯です。
基本情報
住所:
長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷8866
営業時間:11:00-13:30,16:00-18:00
定休日:
木曜日
電話番号:
0269-85-2044
詳細URL:https://tabelog.com/nagano/A2001/A200105/20001363/

11

足湯でリラックス【湯らり】

麻釜の源泉すぐ近く、ちょっと高台に上ったところにあるのが、ミニ温泉広場「湯らり」です。
散策の途中でちょっと疲れたら、ここに腰掛けて足湯をしてみるのはいかがでしょうか。何人も並んで座れる屋根付きの足湯、その奥には足裏のツボを刺激する玉砂利が埋め込まれた足湯も。これ、かなり痛いんですよね。自分の不健康さを実感します。また、温泉玉子を作るための釜もあります。足湯をしている間に温泉玉子が出来てしまいます。
ただし冬季は積雪により利用不可になってしまうので、ご注意下さい。
基本情報
住所:
長野県下高井郡野沢温泉村豊郷麻釜
定休日:冬期(積雪により利用不可)
詳細URL:http://www.nozawakanko.jp/spa/yurari.php

12

温泉街でちょっと1杯【居酒屋 つくしんぼ】

Photo by mokohan(2015)
さて、夜も更けてきたら、やっぱりお酒が飲みたい。宿に泊まっていれば美味しい食事も出てきて、それでお酒も飲むけれど、それでもやっぱり外でも飲みたい。だってここは温泉地、折角来たからには楽しみたい。というわけで、夜の温泉街を歩いてみると、やっぱりみんなそう考えるのか、渋い居酒屋の看板がチラホラ。浴衣姿の観光客もお店の灯りに吸い込まれるように入っていきます。
そんなわけで、数多いお店から、今回紹介するのは「居酒屋つくしんぼ」です。大湯のすぐ近く、常盤屋さんという老舗の旅館のすぐ横、地下に降りた商店街「ときわもーる」の一角にあるお店です。
焼き鳥や揚げ出し豆腐など定番メニューに加え、馬刺しに野沢菜の納豆和えなど郷土の料理で長野の地酒が楽しめます。ひなびた温泉街らしい雰囲気を楽しめます。
基本情報
住所:
長野県下高井郡野沢温泉村豊郷大湯9347
電話番号:
0269-85-3565
詳細URL:https://tabelog.com/nagano/A2001/A200105/20004876/

13

英国仕込みの本格クラフトビール【里武士 LIBUSHI】

Photo by mokohan(2015)
いかにも温泉街という渋い酒場もいいのですが、ちょっと違う色合いのお店もあります。温泉街の中心、大湯のすぐ横にある「里武士(りぶし)」では、手造りのクラフトビールが楽しめます。店内もごくシンプルながら、清潔感にあふれ、木目のカウンターが暖かみを感じさせます。お洒落で落ち着いた雰囲気です。
4種類の飲み比べセット(2,000円)を頂きましたが、なんとも本格的。それもそのはず、オーナーのリブシーさんはイギリス人。クラフトビールの伝統が色濃く受け継がれている英国中西部で生まれ育ったそうです。野沢の湧き水や材料で造られた、本場の味。早くもこの土地に根付き始めています。
基本情報
住所:
長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷9347
営業時間:16:00~23:00
定休日:
1月~4月・12月 無休  5月~11月 月・火・水・木
電話番号:080-6930-3992
詳細URL:https://tabelog.com/nagano/A2001/A200105/20019651/

14

豪壮な風物詩【道祖神火祭り】

道祖神は災厄の進入を防ぐ神とされ、石像などに刻まれる形で、主に村境や辻などに祀られています。また子供の成長や子宝祈願などの対象として、その民間信仰はほぼ日本全国に広がっています。中部地方から関東地方を中心とする地域では、この道祖神を祀るため、小正月(1月15日の前後3日間)に火祭りを行うことが特徴とされます。
長野県の北信地方の道祖神祭りは、初子の祝い・厄年の祓い・良縁祈願などの性格をもつとともに、火をめぐる攻防戦という要素が伴います。とりわけ野沢温泉の祭りは、壮大な規模で行われています。この祭りの起源は定かでありませんが、道祖神碑には「天保十巳亥年」と刻まれています。また旧家に残されている古文書などから、江戸時代後期にはすでに盛大な規模で開催されていたことが推察されています。
厄年の男達を中心に、燃えさかる炎を中心に村人たちが繰り広げる攻防戦は、まさに命がけ。豪壮な神話の世界が目の前に再現されます。是非とも見ておきたいイベントです。
基本情報
住所:長野県下高井郡野沢温泉村内各所
開催日:
毎年1月13日〜15日
電話番号:0269ー85ー3505(野沢組惣代)
詳細URL:
http://www.nozawakanko.jp/spot/dousozin.php

15

信濃三大修験場の一つ【小菅神社】

野沢温泉から車ですぐのところに、北竜湖という湖があります。春に咲く湖畔の菜の花畑が有名です。そのまましばらく行くと、小菅の里と呼ばれる集落に辿り着きます。小菅の里には映画『阿弥陀堂便り』で使われたロケ場所が数多くあります。映画を観た後なら、ロケ地を巡ってみるのも楽しいでしょう。

Photo by mokohan(2015)

Photo by mokohan(2015)
小菅の里は、小菅山の神社に向かって伸びる一直線の参道の左右に広がる、小さな集落です。参道はやがて登山口、奥社への入り口に突き当たります。
小菅山はかつては戸隠や飯綱と並ぶ信濃の三大修験場の一つに数えられていました。創建の由来は定かになっていませんが、諸国を巡っていた修験道の祖・役小角が1300年前に開山したといわれています。
杉並木の参道がしばらく続きます。足下は石造りの道。かつては数多くの修験者たちがこの道を通っていったはずです。静寂な空気のなか、約1時間ほどの山道を登ります。途中には武田の軍勢に追われた上杉謙信が身を隠したとされる「隠れ石」などのスポットがあります。鎖場まであって、かなり本格的な修験道気分になります。

Photo by mokohan(2015)

Photo by mokohan(2015)
登り切った先には、小菅神社の奥社が佇んでいます。建築は室町時代中期のものであり、昭和39年、国の重要文化財に指定されました。
奥社に上がって、さらに奥には甘露池と鼓岩があります。鼓岩は手を打つと太鼓の音が聞こえるといわれています。奥社の建物は、岩壁の崖に建設されていて、岩に飲み込まれているようにも見えます。機械もない時代に、こんな場所に、一体どうやって建てたんでしょうか。きっと修験道の秘術を駆使したのだろうと思います。それくらい不思議です。
小菅神社の主要な神事は、柱松柴灯神事(はしらまつさいとうしんじ)です。かつては毎年7月15日に行われていましたが、現在では、3年に1度。7月半ばの日曜に催行されます。国の重要無形文化財です。雑木を藁で束ねた高さ4mの柱を2本を立て、そこに村の子供が登り、火打石と火打金を使って点火するまでの速さを競い合います。これまた火祭りです。柱を立て、そこに火を付けるというのは、野沢の道祖神祭りもそうでした。やはりこの地方の祭りに共通するなにかがあるのでしょう。
基本情報
住所:長野県飯山市瑞穂小菅
交通手段:
JR飯山駅から長電バス「野沢温泉行き」25分。「関沢バス停」下車、徒歩20分
詳細URL:https://www.iiyama-ouendan.net/special/walk/
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公開日: 2017-03-29 10:48:17.0
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